『母乳、足りてないんじゃないの?』
赤ちゃんが泣くと訊かれるこの一言。しょんぼりしたことのあるお母さんも多いのではないでしょうか。
私は完母(母乳だけで育てること)だの混合(母乳とミルクで育てること)だの、母乳に関する知識はほぼ皆無のまま育児をスタートしました。母乳が出ないことなんて、想定すらしていませんでした。
そして産後二ヶ月が経つ頃、追加するミルクはどんどん増え、我が子が大きくなるならそれでも良いと自分に言い聞かせながらも、何か悶々とする日々。気が付けば母乳について検索する日々でした。
そんな時、母乳の量が決まるのが生後100日までであることを知った私。まだ間に合うならできることはなんでも試したい!と思い立ち、以前からiHerbで気になっていたハーブティーを試すことにしました。
ちなみに私のiHerb歴は約10年。いつもベストセラーとなっていたMother’s milkは、出産前からその存在は知っていました。でも、母乳は出るものと思い込んでいたこと、そしてハーブティーごときで母乳が増えるはずがない、といった勝手な決めつけで、ずっと試さずにいました。
生後100日を目前にして、ようやくおしりに火が付いた私。藁をもすがる思いで、一箱16個入りを注文することになったのでした。
ハーブティーが届いたその夜に…
ハーブティーが届いたその日、早速夜11時ごろに1バッグ飲んでみることに。
ちなみに生後二ヶ月のこの頃の授乳スケジュールは、日中は約2時間置き、夜7時の授乳を最後に朝まで授乳はしていませんでした。
その日の夜中、珍しく寝苦しさで目覚めトイレに行きました。歩きながら何気なく胸に手をやると、なんとおっぱいがパンパンに張っている!そして母乳で服が少し濡れている!
そんなこと今まで一度もなかったので、ハーブティーの効果だとピンときました。後から考えると、寝苦しさも胸の張りによるものでした。
あまりの即効性に若干ビビりましたが、どうにか完母にしたかったあの頃。翌日から毎日4バッグ(使用の目安は3〜5バッグ)飲むことにしました。
継続して飲むようになってからの効果。
ハーブティーを飲むようになって、二つの大きな変化がありました。
一つは胸の張り。母乳が作られているな、溜まっているな、といった胸が重くなる感覚が以前よりも増しました。
もう一つは赤ちゃんが授乳中にぐずらなくなったこと。夕方など明らかに母乳が足りていないとき、おっぱいを叩いて怒っていた赤ちゃんが、授乳の最後の方でウトウトするようになりました。
ハーブティーを飲み始めたら、溢れるほど母乳がドンドン出るようになった、というわけではなく、夕方(特に夜5〜7時)におっぱいがふにゃふにゃになる日もありました。ハーブティーを飲む前に感じていた母乳の不足感が10とすると、飲み始めてからは3にまで減った印象です。
しばらくは寝る前のミルクもあげていました。最終的には、ハーブティーを飲むようになって2週間後にミルクを足すのをやめ、完母にすることができました。(ただし完母移行に関しては、搾乳など他にも要因があると考えているので、これについては別記事で詳しく書きます。)
私の場合、これさえ飲めばもう安心!というのではなく、他のいろんな要件(十分な水分、食事、睡眠などの基本的なこと)を満たした上で、軌道に乗せてくれる役割を果たしてくれました。母乳が増えたのかどうかという点で言えば、「増えた」と言えます。
買うべきか悩んでいるお母さんへ
母乳の悩みは本当に千差万別、誰とも簡単には比較できない悩みだと思います。私の体験はこの通りでも、実際にどのような効果があるかは、試してみるまでわからないのが正直なところだと思います。
このハーブティー、32バッグ入りは一箱約千円です。ミルク缶半分のお値段。効かないかもしれないし、それなら最初からミルクを買うべきかな、と迷いますよね…。
当時の私は、追加するミルクの量に振り回され、それをとてもストレスに感じていました。ミルクの消費量は増え続けるし、それに加えてミルク作りの手間も加味すると、一回ぐらいなら試しても惜しくないと判断しました。
iHerbの口コミを読んでいると、即効性を感じるレビューも多数見受けられるので、16個入(約500円)で手応えがあるかみてみる、というのも一つの手かと思います。
オススメの作り方
パッケージには「237mlの熱湯を注ぎ、ふたをして10分蒸らす。効果を最大限にするためにティーバッグを絞りましょう」とあります。目安は1日3〜5杯。
私のおすすめの作り方は、1日に飲むティーバッグを大きめのポットに入れて一度に1日分を作ってしまうこと。もちろん一杯ずつでも良いのですが、毎度お湯を沸かして10分待って…だんだんと億劫になり、この方法に行き着きました。
粗熱が取れたところでティーバッグを絞ると良いのですが、ティーバッグが破れやすいのと、絞るとお茶自体が腐りやすくなるので夏場は特に注意が必要です。
余談ですが、私、ティーバッグを絞るのでは飽き足らず、茶葉ごと飲もうとしたことがありました。それくらい必死だったんです(笑)。でもこれ、絶対に真似しないで下さい。ハーブは、決められた用法、用量を守って飲むことで、ちゃんとした効用が得られるもので、摂取方法を誤ったり、過剰摂取すると、思いも掛けない反応が出てしまうこともあるとのことなので。
自戒の念を込めてアドバイス!
このハーブティー、前述の通り32バッグ入りだと一箱千円ちょっとします。飲む量にもよりますが、一箱消費するのは意外とあっという間。だから効果を感じたら大量にまとめ買いしたくなるんです。実際私は20%オフの時、半年分まとめ買いしました。授乳期間は意外と長いし、20%オフは大きいですもの。ところがそんな私に何が起きたかというと…。
ハーブティーを飲み始めて三ヶ月経ったある日、外出で半日ほど飲み損ねた日がありました。ところが赤ちゃんの機嫌も悪くなることもなく、問題なく授乳できていることに気づいたのです。試しに翌日からハーブティーを飲むのをやめてみたところ、現在も問題なく授乳できているのです!
うれしい!けど、まとめ買いしたハーブティーが無駄に…。
なのでセールの日に買うなら、せめて一ヶ月分とかをおすすめします。母乳で悩んでる時って思い詰めていたりするので、ポジティブなことは中々考えられないものですが、安くもないのでそこは慎重に行くことをオススメします。
この記事が、母乳について悩んでいるみなさんのお役に立てれば幸いです。
母乳用の飲み物は、iHerbからはタンポポコーヒーも妊娠時から飲んでいました。今後アップ予定です。
完母移行の記事も今後アップ予定です。