二度洗いなし固形石鹸！しかも手荒れなし！

みなさん、食器用洗剤は何をお使いでしょうか？

最近は食洗機も普及していますが、それでもテフロン素材のフライパンや食洗機の中で舞い上がる小さな容器など、手洗いはなかなか無くならないもの。しかも手洗いするものに限って油がギトギトだったり…。
家事の中でも食器洗いがとにかく嫌いだった私が、食器を洗うことが楽しみになった程、イメージを覆された食器用洗剤をご紹介します。

それは八坂石鹸さんの「台所固形石けん」。そう、固形石鹸です。

形状はまさに手を洗う石鹸で、これをスポンジにこすり付けて泡立てて使用します。
（八坂石鹸さんの「台所固形石けん」はお豆腐のようにプラスチックケースに入っています。）

固形石鹸の最大の魅力は何と言ってもその洗浄力の高さ。液体洗剤は、液状にする過程でどうしても洗浄力が弱まるのですが、固形洗剤は強力なまま。正直なところ、強力な油落ちをうたっている液体洗剤も全く比ではありません。

何より嬉しいのは手に優しいこと。液体洗剤と違って、食器洗いの後でも手の皮脂が残っているのが実感できるのです。高い洗浄力と手荒れなしを実現させるこの固形石けんは、私にはまさに夢のような商品でした。

洗浄力の高さを特に実感したのがシリコン素材を洗った時でした。

使い勝手の良いシリコン素材ですが、その便利さの一方で、表面の油残りに悩まされていました。例えばカップケーキの型。液体洗剤で入念に洗ったはずなのに、乾くと油が浮き上がる。スパチュラは時間が経つと、表面がなんだかベタベタ。特に私が困っていたのがシリコン素材のクッキングシートでした。何度洗っても乾くと表面に油が浮いてきて、使う直前に洗い直す、なんてとても面倒なことをしていました。

ところがこの石鹸で洗うと、二度洗いは不要！しかも時間が経っても油が浮いてこない！もうこれは革命的でした。

シリコン以外にも、プラスチックやテフロン素材など、表面にヌルッとした油汚れが残りがちな素材でも、一度でスッキリ汚れを落としてくれます。

食器に残る水滴の量も、液体洗剤とは段違い。「お湯で洗ったっけ？」と思うほどの水切れの良さ。

手洗いした後、すぐ拭くにしろ、そのまま置いて乾かすにしろ、水切れの良さは食器洗いにおいて意外と大切なポイント。お湯を使うことなく、この水切れの良さを手に入れられるのは、かなりのお得感です（笑）。

油汚れに強い液体洗剤などは、汚れは落ちても、手も一緒にカサカサになりがち。

以前は、冬場は手袋をつけていないと、一度の食器洗いで手荒れが起きていた私ですが、この石鹸で手が荒れたこと今の所一度もありません。母も手荒れですぐに水疱ができる体質ですが、この石鹸を使い始めてからは手荒れ知らず。

誰にも全く手荒れが起きない訳ではないと思いますが、手荒れに悩んでいる方には一度はお試しいただきたい一品です。もしお肌に合わなかったとしても、換気扇などの頑固な油汚れにも使えるので、手袋を履いて使えば、洗剤としての役目はしっかり果たします。

こちら280gで240円。大きさでいうと、お豆腐一丁くらいの大きさ。

一人暮らしの母が、手洗いのみで食器洗いをしているのですが、一つで4ヶ月は持っているそう。コスパの良さは言うまでもありません。

この八坂石鹸、てんぷら油などの使用後の食用油から作られているのです。それに加えて「EM」が配合されています。

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• • EM配合石鹸とは？

EM配合石鹸とは？

EMとはEffective Micro Organismsの略で有用微生物群のこと。いわば世の中に数ある微生物の中でも有用な微生物を集めたエキスで、さまざまな汚れをきれいにして腐敗菌を抑える働きを持っています。汚染物を浄化するパワーを持つEMは、EM自体が下水に流れることで、川や海の浄化に役立ち美しい自然がよみがえります。環境・健康の未来をかえるには、まずは身近な所から……。

引用：八坂石鹸ウェブサイトより

環境に優しく食器洗いができるなんて、なんだか嬉しい！ありがとう八坂石鹸さん！

良いことづくしの固形石鹸なのですが、液体洗剤とは異なる点もあるので、購入を検討されている方はこれらを理解しておくと良いと思います。

・泡立ちの良いスポンジを使用する必要がある。

固形石鹸は泡立ちにくいので、目の粗いスポンジを使用する必要があります。例えばパックスナチュロンのこちらのスポンジ。

ちなみにこれは固形石鹸ではなくスポンジのデメリットなのですが、目が粗い分、中にゴミが入りやすいので、お皿の食べ残しはスクレーパーなどで拭き取っておくと楽です。また鍋の焦げ付きなんかも、タワシやスコッチのクリーナーなどを用意しておくのがオススメです。

・置き場所

八坂石鹸さんの固形石けんは、見た目がまさにお豆腐。プラスチックのケースに入っているのでそのまま置くことができます。他のメーカーだと、袋入りで置き場に困っているのも見かけるので、その点は便利。私はケースのまま置いていますが、見た目が気になる方は、浮かせる石鹸ホルダーなんかを使用されるのも良いかもしれません。

・ため洗いはできません。その代わり…

固形石けんの特性上、一度洗った食器を水の中に入れておくと、落ちた汚れがまた付着してしまうので、ため洗いはできません。都度すすぐのがベストですが、洗い物が多いとお水の使用量が気になるところ。水に触れなければ良いので、水が飛び散らないように洗った食器を横に置いておいて、最後にまとめてすすぐ、といった方法なら節水できます。シンクにあまりスペースが無かったりすると、面倒に感じるかもしれません。食洗機と併用している方など、食器が少ない方はあまり気にならないと思います。

・いい香りはしません。

こちらの石けん、天ぷら廃油を使用しているので、良い香りはしません（笑）。食器にはもちろん何も匂いは付きません。私はむしろ食器に香りが移るのが苦手なので気になりませんが、香り付きの方が良い場合は、粉石けんなら香りつきもあります。粉石けんの使用レビューは別記事です。

 

実際に使用してみて感じた良さも気になる点も全てお伝えしました。液体洗剤に慣れていると、不便に感じる点もあるかもしれません。ただ、この洗浄力はそれらを払拭するほどの威力です。特に手荒れに悩んでいる方には、ぜひ一度は試してほしい一品です！

この記事が、固形石けんや手荒れに悩む方のお役に立てると幸いです。