ニューヨーク(留学・インターンシップ・就職)

留学会社の選び方

留学を決意したら、まず悩むのがエージェント選び。

ぼったくりもありそうだし、留学中にエージェントが倒産してサポート受けられないなんてニュースもあったし、どこが良いのか全然わからない!と困っている人はいませんか?

今日はそんな皆さんに、ニューヨーク短期留学(1ヶ月)を、エージェントあり、なしのどちらも経験した私から、エージェントを利用するメリット・デメリットについてお伝えします。

私の海外経験は以下の通り。

17歳 人生初の海外は高校の修学旅行
2週間のニュージーランド滞在でしたが、修学旅行だったので、それなりの旅行代金を親に払ってもらいました。
おかげさまでこの時に、自分は海外で生活できそうだと気づくことができ、その後の海外経験へと繋がって行きます。

19歳 ニューヨーク1ヶ月短期ダンス留学(エージェントあり)
ずっと行きたかったニューヨークダンス留学を果たすべく、貯金をして初の単身ニューヨークを実現。
初めての単身海外渡航ということで、留学エージェントは、当然のごとく利用するものと考えていて、3社で検討したのち、当時割と留学会社の中では有名だった会社を利用しました。費用はかかりましたが、メリットは十分にあったと思っています。

21歳 ニューヨーク1ヶ月ダンス留学(エージェントなし)
19歳で訪れたニューヨークの虜になった私。お金が貯まるなり、再びニューヨークへ。
ただし2回目のこの時は全て自分で手配。1回目の渡米後、自分で全て手配できることに気づいたのです。

この頃から、エージェントを利用するメリット・デメリットについて考えるように。

27歳 ニューヨーク一年半J-1インターンシップ(エージェントなし)
私は大学留学などはしていませんが、ニューヨークで一年半のインターンシップ経験があります。

このJ-1ビザによるインターンシップ参加、エージェント無しによる自己手配はかなり珍しいのですが、私は一切エージェントに頼ることなくインターン先を見つけました
それもこれも過去の渡米経験から、留学会社の利用について疑問を持っていたから。

アメリカJ-1ビザインターンについては、別記事で詳しく書いていますので、ご興味のある方はこちらから。

とは言っても、留学会社を使用することにはメリットもデメリットもある、というのが私の考え。これから具体的にお伝えしていきます。

留学エージェント探し

大学2年生の時、ずっと行きたかったニューヨークダンス留学を決意。

当時はインターネットによる情報も多くなってはきてはいたもにの、まだまだ留学専門誌などからの情報も多い時代。留学ジャーナルなどの雑誌(今もあるのか不明ですが)には、語学留学、ダンス留学など、目的毎に留学の説明があり、留学エージェントの情報も記載されていました。

自分で足を運べそうな留学エージェントをや3社を選択、直接エージェントのオフィスに出向き、無料カウンセリングを受けました。

最終的に、カウンセラーさんの雰囲気も良く(この点については後ほど詳しく)、一番大手である留学エージェントで手配をお願いすることに。

結果的に安心して1ヶ月のニューヨーク短期留学を楽しむことができ、この留学エージェントを通して初めての渡米をして良かったと今でも思っています。

留学会社を使用してよかったこと

滞在先のニューヨークに24時間体制のサポートオフィスがあったこと。

サポートオフィスは、渡米直後に場所確認のために訪問しただけで、実際に使用することはなかったので実際にどれほど使えるものかはお伝えできません。ただニューヨークの利便性の高い立地にあったこと、在中している日本人の方もしっかりしていました。
誰も知り合いがいない海外に単身で滞在する際、このような場所があったことは、私自身もそして当時は親にとっても心強かったです。

以下2点は、初めての渡航だったが故に、あってよかったと思うものです。

・空港での出迎え
・航空券、ダンス学校、滞在場所の手配

どちらも海外渡航に慣れている人は自分で手配できるものですが、初めての人にはなかなかハードルが高いもの。

当時の私は海外旅行すら未経験の海外ど素人。手数料がかかっても、エージェントに任せた方がスムーズで、余計な失敗、心配をしなくて済むことを考えると、決して高いとは思いませんでした。
特にニューヨークの治安は良いものではありません。
そして一度経験してしまえば、2回目からは自分で手配できることも分かります。

続いて留学会社のイマイチなこと、についてお伝えします。

留学中にエージェントが倒産…

私が利用した留学会社、私の友達が数年後に利用したのですが、留学中にエージェントが倒産、留学中のサポートが途切れるといった事態が起きたと聞きました。

留学エージェントを利用する人は、世の中でも留学を希望する人のみ。
なのでエージェント各社の口コミ情報は少ないですし、そもそも信用のおける口コミサイトも少なかったりします。

はっきり言って、倒産の可能性を確認する術はありません。

一番安全なのは使用しないこと。

とは言っても私のように、ニューヨークなど治安に不安がよぎる場所に滞在する場合、サポートセンターなどのよりどころが欲しくなるのも事実。

一方で田舎にホームステイする場合は、現地のサポートセンターなどはないのが普通です。

留学は期間が数週間から数年と様々です。
数ヶ月の短期の場合、響きは悪いですが、旅行の延長と考えるのも一手です。
考えてみてください。個人手配の旅行の場合、保険には入ってもそれ以上にサポートは特にないですよね。であれば状況は同じ。万一の病気や怪我の時は自分で対処するしかありません。

腹痛で病院に行きたい時、どうすれば良いのだろうか?
腹痛って英語で伝えられるのだろうか?
私も初めての単身渡米の際、こんな状況を想像しては不安が募ったのを覚えています。

実のところ、覚悟を決めるというのが重要と私は思っています。

海外に行きたいんですよね?現地で生活したいんですよね?
なら現地の言葉で腹痛を伝えるしか方法はありません。そのフレーズを丸暗記して、病院で伝えるしかないんです。

それが無理なら日本にとどまればいい。それだけです。

少し厳しく聞こえるかもしれません。
でも快適に過ごすには現地のやり方に沿って対処するしかないんです。
その過程で現地の日本人との繋がりを持つことだって、身を守る一つの手段になり得ます。

留学エージェントを使う、
問題発生時のシュミレーションをしておく、
現地でできるだけ早く繋がりを作る、

滞在先で安全に快適に暮らすために自分に必要なのは何かを考えること。
リスクや犠牲も発生する覚悟を持つことが、留学前に大切な心構えです。

さて留学会社の良し悪しについてお伝えしましたが、留学エージェントも意外と良い仕事するよ、悪いことばっかじゃないよ、な情報を次でご紹介します。

留学会社だからこその情報

実は初回のニューヨーク短期留学の際、留学エージェントを利用してよかった点の一つが滞在場所です。

エージェントに手配してもらった宿泊施設は、教会によって運営されている女性専用寮。
広くはありませんが、ワンルーム1ヶ月700ドル程。

ガイドブックに掲載されている宿泊施設で同じ条件だと、1ヶ月1500ドルはかかる相場だったことを考えると、いかに破格だったかお分かりいただけるかと思います。

滞在していたのは、世界中から勉強や仕事のために長期滞在する女性がほとんどで、教会による運営のためセキュリティもしっかりしていて、食事も簡単ではあるものの朝晩ビュッフェスタイルで美味しく、施設全体もとても清潔に保たれていました。

実は2度目の渡米時に自分で手配して滞在を試みたのですが、申し込み時の事前審査プロセスがある上に、ウェイティングリストも長く、一般人が予約するにはハードルの高い宿泊施設であることが判明。

今でこそ宿泊予約のウェブサイト等に掲載されていますが、当時は運営する教会のウェブサイトがあるだけで、施設名を知らなければ絶対にたどり着けない宿泊施設でした。
こういった施設を手配してもらえたのは、さすが留学エージェント!と後々唸ったのを覚えています。

留学会社の仲介手数料は高いのか?

上記宿泊料をはじめ、ダンス学校や航空券を直接手配した場合の金額を後から自分で調べたところ、宿泊施設や学校の費用は実費のみ請求されていて、特に上乗せで割増請求などはされてはいませんでした。

全体の費用が25万円、そのうち手配手数料は3万円くらい。上記のような宿泊施設を手配してもらえることを考えると、決して高くないと金額ではないでしょうか。

(ただし私がここでお伝えしているのは、1ヶ月と言った短期留学の仲介手数料です。大学進学等に伴う仲介手数料は体系も異なるので、この記事の内容は参考までにしてください。)

あなたに必要なサポートは何か?

今は国際電話も無料でできれば、翻訳アプリだってある時代。
それでも海外は海外。言葉の壁、治安、文化の壁に対する不安は募って当然です。

あなたが海外に飛び出すために必要なサポートは何なのか。そこをしっかりと考えて把握することから始めましょう。
自力でインターン先を見つけるようなタフな経験の私でも、初めての渡米は留学エージェントを使用しました。

留学会社といっても金儲けが目的の会社ばかりではありません。
自身の不安解消のために、必要なサポートにはコストをかける価値があることもあります。

あなたの海外渡航の実現に、この記事が役に立ちますように。

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