ジェットスターを利用するようになり10年が経過。
私にとって最大の魅力は、楽に、安く、安心に、を可能にしてくれること。
上手に利用するコツは、こちらの記事にまとめています↓
そんな私ですが、先日初めて欠航を経験。
欠航に関して何かと悪名高いLCC…。
色々噂は耳にするけれど、まとまった情報が無く実態は不明でした。
今回の記事では、実体験と具体的な対応策ついてお伝えしていきます。
深夜突然の欠航連絡
全体の流れは以下の通り。
私たちが予約していたのは、12月31日成田発、午後2時の便。
家族4人分の予約でした。
ジェットスターから「欠航」のメールが来たのは、出発と同日の深夜1時半。
理由は「機材繰り。」
偶然起きていて、届いたメールにビックリ!
ただ、連日ストライキのニュースで賑わっていたので、割とすぐに気持ちを切り替え、
すぐに対応を主人と検討しはじめました。
何より驚いたのは…
メールを受け取った10分以内に振替便を探していたのですが、
同日の夜の便がすぐに満席になったこと。
みんな起きて振替してるの???
世の中の人たちの行動の早さに驚きつつ、我々も翌日の便に振り替え完了。
ただ、振替完了後に戸惑いが…。というのも、欠航になったのは大晦日。
もし振替便も欠航になったら、お正月の予定が台無し。
そこでもう一度ジェットスターからのメールを確認していると、
「他のジェットスター便への振替・払戻し・
欠航時に送付されるメールは全て目を通して!
欠航決定に関しては、メールが複数来ます。
中には文章が2行くらいのもあり、重要ではないだろうと読み飛ばしそうになるものも。(実際に私は上のメールを読み飛ばしていました。)
今回、「他社便への振替対応」についてはメールにのみ記載されており、オンラインでの作業時には選択肢として記載がありませんでした。
欠航の内容ごとにジェットスター側の対応は異なるようなので、
受け取るメールは全て目を通し、補償内容をしっかり確認することが重要。
英語のコールセンターは使うべからず
翌日のジェットスター便に振替えてしまったけど、
それをキャンセルして、別の航空会社に振替はできないのだろうか。
今すぐ確認したい…。
とはいえ日本語対応のコールセンターは午前9時から。
深夜でもつながるのは英語のコールセンターのみ。
そこでアメリカ人の夫が電話してみることに。
音声ガイダンスからオペレーター対応に行き着くまで時間がかかりましたが、
どうにかオペレーターに繋がりました。
応対は良かったのですが、そこで言われたのは、
「振替済みなら、別会社の振替は不可」との回答。
本当だろうか…。
でも英語と日本語のコールセンターの対応が違うのはよくあること…。
ということで、朝9時に日本語対応のコールセンターにかけてみることに。
すると…
「振替作業後でも、別会社への振替は可能」との回答!
他社便への振替作業手順は、以下の通り。
1. 別会社の航空券の予約をする
2. ジェットスターに電話で、ジェットスター分をキャンセルする。
3. 後日ジェットスターに電話し、別会社のチケット代の返金処理を行う。
最終的には、無事に他社便に乗って帰省することができました。
次の章では欠航時の攻略ポイントについて詳しく説明します。
欠航時の対応ポイント
欠航になった場合の重要ポイントは以下の通り。
●欠航の通知が来たら、メールの補償内容を確認。
欠航を知らせるメールが来たら、それに続くお知らせメールも全て目を通すこと。
今回、各メールが来たタイミングは以下の通り。
1:30AM 欠航の通知メール(家族分含め計4通)
1:34AM 変更手続き・宿泊費一部負担のお知らせメール(1通)
1:35AM 他社便への振替を補償する旨のお知らせメール(1通)
5分以内に6通のメールがあり、ロゴ入りの長文メールもあれば、
他社便へ振替についてのメールはたった2行の簡潔なメール。
思わず見落としそうなるので要注意です!
●ジェットスターの同日便に振り替えるなら、通知後すぐに。
今回の場合、通知後3分以内にオンラインで同日の夜の便を確認した時は、空席あり。
ところが10分後には、同日も、翌日の1便も満席状態に。
欠航通知が深夜1時半だったにも関わらず、即座満席になったのは、年末で元々空席が少なかったからと思います。
ただ利用者に若い人が多いLCC。深夜の欠航通知に即座に対応する人も多いかもしれないので、振替を希望する場合は早めに行動した方が良いかもしれません。
●コールセンターに電話するなら、午前9時ぴったりに。
私がコールセンターに電話したのは、営業開始時間の午前9時。
なんと待ち時間0。すぐに繋がりました。
「コールセンターが繋がらない」といった口コミがあったり、当時はストライキで欠航が
相次いでいた時だったので、逆に驚きました。
対応も非常に丁寧でした。
ただし午前10時過ぎに再度電話をかけた時は、つながるまで45分。
かけるなら午前9時を目指しましょう。
●英語のコールセンターは、情報共有がイマイチ。
上の体験記でもお分かりかと思うのですが、英語のコールセンターは、日本語のコールセンターと回答が異なりました。
グローバル展開している企業にはよくあることで、細部までの情報共有が完全ではないことは多々あります。
国際線ならかける価値はありそうですが、
日本の国内線については、日本のコールセンターにかけるべきと思いました。
●返金処理は電話で5分。
後日、ジェットスターに電話して、返金処理を依頼します。
必要なものは、別会社の領収書、チケットの半券。
これらは全てアップロードするので、PDFや写真にとっておくと便利。
電話中にメールでアップロード先のリンクを送ってくるので、そこにアップロードします。
あとは振込返金の場合は振込先の情報を伝えれば完了です。
銀行口座に返金されるまでに1ヶ月半ほどかかるとのこと。
欠航を経験して
欠航を経験した今も、「今後もジェットスターを利用したい」と思う気持ちがあります。
欠航によって大変な目にあいましたが、埋め合わせを全力でしようとうする企業努力を感じました。
LCCが欠航すると、「あとは知りませんー」みたいな状態を予想していたので、いい意味で裏切られました。
もちろん振替便を自分で予約する必要があったりと、至れり尽くせりではないのですが、「迷惑かけた分、補償します」といった姿勢は感じられます。(ジェットスターはLCCの中でも補償が手厚い方らしい。)
頭のどこかに、「欠航はあり得る」くらいの気持ちでいると、実際直面した時に焦らずに済むかもしれません。
低運賃な分、LCCだけにフルサービスは期待できない。
だから足らずは自分でカバーしておく。
(詳しくは前記事「子連れにジェットスターをおすすめする理由」からどうぞ)
これからも、安く、楽に、安全に、が叶う旅行ハックをお伝えしていきます。
この記事が、誰かの旅行の役に立ちますように。